妊婦さんは胎児に栄養を取られるため、虫歯になりやすいという話はよく耳にします。実際、胎児が成長するためには骨、皮膚などの形成が必要で、そのためには母体からカルシウムやマグネシウムなどの栄養を摂取する必要がありますね。
それじゃ、ミネラルを多く含む硬水を飲むのがいいじゃない!というわけですが、必ずしもそうとは限らないかもしれません。なぜなら、日本の水道は軟水なので、普段これを飲みなれている人が突然硬水を飲みだすと、腎臓に負担をかけすぎる場合があるからです。
では、妊婦さんはどのようにお水を選べば良いのでしょう?
体調に合わせて、硬水・中硬水・軟水を飲み分けましょう
カルシウムやマグネシウムは妊婦に限らず、人体にとってとても大事な要素です。特に妊婦は体の中にもう一つの生命が育つ、特殊な状況です。自分の体とよく向き合って、しっかりとミネラルを補給してあげましょう。
日常的・体調が良い時
体調が良い時は、自分の体・胎児のために、カルシウム・マグネシウムを補給しましょう。ミネラルの補給には硬水や中硬水が適しています。銘柄でいうと、サンペレグリノ、サンベネデット、エビアンなど。コントレックスはかなり硬度が高いので、なかなか慣れない場合はもう少し硬度の低いものに変えましょう。
つわりがひどい時
つわりがひどい時も、水分補給は欠かせません。なるべく体に負担をかけないよう、軟水を選びましょう。銘柄でいうと、ボルビック、クリスタルガイザーなど。
下痢気味の時
硬水に飲みなれずに、お腹を下す場合があります。このような時は無理して硬水を飲まず、軟水で水分補給しましょう。
便秘気味の時
特に妊娠初期は、ホルモンバランスの変化によって便秘になる人が多いといいます。硬水に含まれるマグネシウムやサルフェートは便秘解消効果が期待できますので、硬水・中硬水でも水分補給をしてみましょう。
各種ミネラルウォーターのカルシウム、マグネシウムなどの成分表はミネラル成分・硬度の比較一覧をご覧ください。
妊婦さんにとって、水分補給はとっても大事です。新しい水を体内に取り込み、古い水分は排出することで、体内がより浄化されること想像つきますよね?? 上記の場合に限らず、ご自分の体調に合わせて適切なお水を選び、健康な体をキープしましょう。